2019年度第2回計算科学フォーラム

日時
2020年2月27日(木)15:00~17:00
会場
  • <東京会場> 東京大学本郷キャンパス 理学部4号館3階1320室会場地図
  • <神戸会場> 理化学研究所計算科学研究センター(R-CCS)R104-2会場地図
  • TV会議システムでの参加も受け付けます。理研の多地点ユニットを利用しますので、ご希望の方はお知らせください。
参加費
無料(事前登録が必要です)
企画
計算科学フォーラムWG
主催
HPCIコンソーシアム 計算科学フォーラム

プログラム

15:00~15:45 講演1 [素粒子・原子核] 

松古 栄夫
(高エネルギー加速器研究機構 計算科学センター)

「格子ゲージ理論のための汎用コード Bridge++ の開発」

クォークの間に働く強い力は量子色力学(QCD)によって記述されるが、定量的な計算には格子QCDに基づく数値シミュレーションがほぼ唯一の手法である。格子QCDには離散化の方法や測定量に多様性があり、また大規模計算のためアーキテクチャに合わせた最適化が不可欠である。我々は汎用格子QCDコード Bridge++の開発を行っている。可読性、拡張性、移植性に優れると同時に、十分な計算性能を持つことを方針として、オブジェクト指向に基づいた開発を続けている。このような目標のために、これまでの開発を通して得られたコードデザインや開発体制に関する知見について議論する。

発表資料(PDF : 4.6MB)

15:45~16:00 休憩
16:00~16:45 講演2 [ナノサイエンス・デバイス]

大久保 毅
(東京大学大学院 理学系研究科)

「テンソルネットワークによる情報圧縮と物性物理への応用」

計算機を用いて科学研究を行う際には、しばしば、膨大な情報を効率的に表現して情報量を圧縮する必要が生じる場合がある。そのような情報圧縮を汎用的に行う手法の一つは、特異値分解に基づく行列の低ランク近似である。近年、この特異値分解を応用・拡張し、テンソルのつながりで効率的に情報を近似する、テンソルネットワークという表現方法が注目されてきている。本講演では、テンソルネットワーク表現の考え方と物性物理に現れる量子多体問題への適用例を紹介し、今後の展望について議論する。

発表資料(PDF : 13.3MB)

16:45~17:00 質疑

参加申込み

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問合せ先

HPCIC計算科学フォーラム事務局(ゼンコム内)

TEL:03-6657-3250 FAX:03-3532-0808

MAIL:hpcic-kkf★zencom-inc.co.jp ←「★」を「@」に書き換えてください。

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