15:00~15:45 | 講演1 [設計・製造]
河合宗司 (東北大学大学院工学研究科 教授) 「安定・高忠実を両立する次世代の圧縮性流体ソルバーFFVHC-ACEと超大規模データ解析」 本講演では,「富岳」成果創出加速プログラム・航空機プロジェクトで開発を進めている,これまでは実現困難であった相反する要求である計算安定性と高忠実性を両立する次世代の圧縮性流体ソルバーFFVHC-ACEについて紹介する.ここでは特に,FFVHC-ACEに実装されている物理現象を高忠実に再現することで数値散逸無しでも安定な計算を可能とする独自の研究成果である運動エネルギー・エントロピー保存(KEEP)スキームを中心に紹介する.またFFVHC-ACEと「富岳」を用いた最新の研究成果や,「富岳」を用いた大規模解析で得られる次世代の超高次元・大規模複雑データのデータ解析についても紹介する.
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15:45~16:00 | 休憩 |
16:00~16:45 | 講演2 [地震・津波]
藤田航平 (東京大学地震研究所 准教授) 「地震の大規模シミュレーション - データ駆動型手法による高度化」 地殻変動、地震波動伝播、非線形波動増幅などの地震現象は、時間・空間スケールの異なる複雑な形状を持つ領域において、静的・動的、非線形・線形応答問題としてモデル化することができる。本発表では、これらのシミュレーションに多用される低次非構造要素を用いた陰解法有限要素法を、近年の大規模計算機上で高効率に実行する手法の開発事例を紹介する。従来のequation-basedな計算手法に加え、近年はdata-drivenな計算手法を組み合わせて計算を高速化する手法も開発されており、それらの研究例について紹介する。
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16:45~17:00 | 討論 |
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