15:00~15:40 | 講演1 [社会科学]
村瀬洋介 (理化学研究所 計算科学研究センター 離散事象シミュレーション研究チーム 研究員) 「HPCを用いた進化ゲーム理論研究」 ゲーム理論・進化ゲーム理論は、社会や自然において複数の意思決定者が相互作用する状況を数理モデルを用いて分析する理論で、経済学、社会科学、進化生物学などさまざまな分野で用いられている。ゲーム理論でもっともよく知られた問題として「囚人のジレンマ」と呼ばれるものがある。このゲームにおいては各プレイヤーが合理的な推論をした上で各自の利得を最大化するために行動を選択すると、双方において望ましくない状況に陥るというジレンマ的状況がおき、環境問題などさまざまな社会問題の本質を捉えたものとなっている。 |
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15:40~16:00 | 休憩 |
16:00~16:40 | 講演2 [ナノサイエンス・デバイス]
星 健夫 (核融合科学研究所 プラズマ量子プロセスユニット 教授) 「富岳を用いた高度計測むけデータ駆動科学:2次元物質解析への応用」 我々はKEK物構研や東大物性研などと共同で、高度計測むけデータ解析フレームワーク「2DMAT」を開発・応用してきた。高度計測とは,大型実験施設や特定実験技術が必要とされる計測で、通常、計測機会が非常にかぎられ,1回の計測で得られるデータは断片的である。このような計測にたいして、富岳での超並列モンテルロ法にもとづくベイズ推定(ベイズ事後確率分布計算)などにより、高速かつ高信頼な計測データ解析が可能となった。計測とデータ解析が一体化することで、研究が飛躍的に加速され、計測限界突破(「見えないモノを見る」)が期待される。講演では、2次元物質向けの新しい構造計測手法である全反射高速陽電子回折(TRHEPD,トレプト)を例にとって概観する。 |
16:40~17:00 | 討論 |
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