15:00~15:45 | 講演1 [エネルギー・材料]
小林正人 (北海道大学 大学院理学研究院化学部門 量子化学研究室 准教授) 「大規模量子化学計算法divide-and-conquer法の現在と展望」 分子や分子集合体のありとあらゆる性質は、構成する電子や原子核の量子的な振る舞いによって決定される。シュレーディンガー方程式を数値的に解くことによりこの振る舞いを明らかにするのが量子化学計算の目的である。しかし、通常の量子化学計算ではハミルトニアン行列を対角化する必要があり、少なくともN原子系でO(N^3)に比例する計算時間が必要である。この問題を克服するO(N)法のひとつに、Yangらによって提案され、講演者らが独自に拡張してきたdivide-and-conquer (DC)法がある。本講演ではまず、DC法を中心にこれまでの大規模量子化学計算への取り組みを振り返る。続いて、データ科学ネイティブの時代、そして量子コンピュータの時代に向けて大規模量子化学計算が果たすべき役割と取り組むべき課題について私見を述べたい。 |
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15:45~16:00 | 休憩 |
16:00~16:45 | 報告 [ロードマップ2022]
各分野取りまとめ役 「ロードマップ2022 ― 前回からのアップデート」 計算科学フォーラムが中心となり「計算科学ロードマップ2022」の作成を進めていますが、各分野での作業がほぼまとまりつつあります。「計算科学ロードマップ2017」からの変更点を中心に、各分野のとりまとめ状況について報告します。 |
16:45~17:00 | 討論 |
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