15:00~15:45 | 講演1 [生命科学]
泰地 真弘人 (理化学研究所 生命機能科学研究センター 副センター長) 「分子動力学シミュレーション専用計算機の開発: 我々は近年、分子動力学シミュレーションのための専用計算機「MDGRAPE-4A」を完成させた。MDGRAPE-4Aは、10万原子の系を一日に1マイクロ秒計算することができ、通常の並列計算機の約5倍の性能をもつ。米D. E. Shaw ResearchのAntonの性能には遠く及ばないが、同様のシステム化を達成し動作させることができた。本開発を通じ、今後の高性能計算における細粒度並列化の重要性、ハードウェアによるその支援の必要性がより明確になった。 |
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15:45~16:00 | 休憩 |
16:00~16:45 | 講演2 [計算機科学]
近藤 正章 (慶應義塾大学理工学部 教授/理化学研究所計算科学研究センター チームリーダー) 「次世代高性能計算基盤の開発に向けた計算機科学コミュニティでの活動紹介」 スーパーコンピュータ「富岳」の開発プロジェクト発足にあたっては、計算科学と計算機科学コミュニティが協力してまとめた「今後のHPCI技術開発に関する報告書」が起点となったことは記憶に新しい。次世代の高性能計算機の開発を考えるにあたり、計算科学とAI・ビッグデータ技術のさらなる融合など、新たな展開も期待される一方、ムーアの法則の終焉など多くの技術的課題が待ち受けている。そこで、我々は新たに"NGACI (Next-Generation Advanced Computing Infrastructure)"を発足させ、次世代システムに向けた技術的課題や研究開発要素を検討している。本講演ではNGACIの活動と、そこでまとめられたWhite Paperの内容について紹介する。 |
16:45~17:00 | 討論 |
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