2017年度第2回 計算科学フォーラム

日時
2018年2月26日(月) 15:00~17:00
会場
  • <東京会場> 東京大学浅野キャンパス情報基盤センター4F遠隔会議室(413)会場地図 (千代田線根津あるいは南北線東大前が便利です)
  • <神戸会場> 理化学研究所計算科学研究機構(AICS) C107セミナー室会場地図
  • その他、TV会議システムでの参加も受け付けます。理研の多地点ユニットを利用しますので、ご希望の方はお知らせください。
参加費
無料(事前登録が必要です)
企画
計算科学フォーラムWG
主催
HPCIコンソーシアム 計算科学フォーラム

プログラム

15:00~15:45 講演1

堀田英之 (千葉大学)

「太陽内部熱対流と磁場生成のシミュレーション」

太陽は11年の周期を持って磁気活動をしている。これはガリレオ以来400年以上にわたる黒点観測から明らかになっているが、その維持の物理機構は今だに明らかになっておらず太陽最大の謎となっている。
太陽の磁場は、太陽内部の乱流(熱対流)によって生成・維持されていると考えられている。太陽内部の乱流は、重力・回転・磁場が複雑に絡み合いカオス的な状況になっている。よって、太陽内部をできるだけ正確に数値計算によって再現するという取り組みが重要となっている。
講演では、京時代までに到達できた太陽11年周期の物理機構の理解を紹介した後、ポスト京時代に目指すべきゴールについて議論する。

発表資料(PDF:62.0MB)

15:45~16:00 休憩
16:00~16:45 講演2

山出吉伸 (みずほ情報総研株式会社)

「乱流の準直接計算技術の工学応用」

3次元の流体解析ソフトが普及しはじめ20年あまりが経つが、流体解析はものづくり分野で必須のツールになりつつある。ものづくりの現場で実施されている流体解析は、乱流の効果をモデル化するReynolds-Averaged Navier-Stokes Simulation(RANS)解析が主に使われている。RANS解析は乱流の非定常挙動を高精度に予測することができないが、乱流中の微小な渦の運動を直接計算(準直接計算)することにより乱流を精度よく計算することが可能である。準直接計算は計算コストが大きいが、近年の計算機の発達によりものづくり分野への応用が可能になりつつある。
講演では、乱流の準直接計算技術の工学応用事例として、ターボ機械、車等の分野の事例を紹介とともに、エクサコンピュータ時代にむけた展望について述べる。

発表資料(PDF:7.8MB)

16:45~17:00 まとめ、討議

参加申込み

申し込みフォーム

参加申込は締め切りました。

問合せ先

HPCIC計算科学フォーラム事務局(ゼンコム内)

TEL:03-6657-3250 FAX:03-3532-0808

MAIL:hpcic-kkf★zencom-inc.co.jp ←「★」を「@」に書き換えてください。

トップページへ戻る