2021年度第2回計算科学フォーラム

日時
2022年3月28日(月)15:00~17:00
開催形式
Zoomによるオンライン会議
参加費
無料(事前登録が必要です)
企画
計算科学フォーラムWG
主催
HPCIコンソーシアム 計算科学フォーラム

プログラム

15:00~15:45 講演1 [素粒子・原子核]

清水則孝

(東京大学大学院理学系研究科 附属原子核科学研究センター 特任准教授)

「CI計算とその発展による大規模原子核構造計算」

陽子と中性子を構成要素とする原子核を、量子多体系として取り扱い、CI(配置間相互作用)計算によって数値的に解く手法について紹介します。
この手法では、巨大な次元のハミルトニアン行列の固有値問題を解くことによって原子核の波動関数を求めます。
近年では1000億次元を超えるような巨大な次元の問題を解くことができますが、それ以上の問題を取り扱うことはいまだ困難です。
その限界を超える手法として、我々は「モンテカルロ殻模型」と「準粒子殻模型」という2つの手法を開発しました。
この手法と富岳を利用して大規模核構造計算を進め、炭素12のクラスター状態やネオジム同位体の核構造解明を進めています。

発表資料(PDF:3.55MB)

15:45~16:00 休憩
16:00~16:45 講演2 [気象・気候]

小玉 知央

(海洋研究開発機構 地球環境部門(環境変動予測研究センター) 副主任研究員)

「全球高解像度モデルを用いた気象・気候研究の現状と展望」

気象・気候分野は半世紀以上に渡ってHPCの進歩とともに発展し、HPCを最も利用してきた分野の一つでもある。精緻な天気予報や気候予測に対する社会的ニーズに応えていくためには、限られた資源の中で目的に応じて モデルの解像度や積分期間、アンサンブル数、複雑性を確保する必要がある。本講演では発表者が深く関わっているNICAMグループでの取り組みや最近の国際動向を紹介しながら、全球を対象とする高解像度気象・気候モデルを用いた研究の現状と5-10年程度先の将来展望を述べる。

発表資料(PDF:5.13MB)

16:45~17:00 討論

参加申込み

申し込みフォーム

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問合せ先

HPCIC計算科学フォーラム事務局(ゼンコム内)

TEL:03-6657-3250 FAX:03-3532-0808

MAIL:hpcic-kkf★zencom-inc.co.jp ←「★」を「@」に書き換えてください。

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